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Ryo Yamaguchi

23 12 子どもとのこと 年末



 先日チトセピアホールにて「鮎川誠」(Sheena and the Rokkets)さんの映画を観てきました。ロックを自分の人生で見つけ、それによって生きてきた一人の人間。そしてずっと連れ添った奥様であるシーナさんと、三人の娘さんたちとの深い絆をドキュメンタリーで描いた本作は非常に考えさせられる映画であると思いました。


 一見ロックと聞けば、無骨なあるいは世間知らずなところがあるような印象があり、むしろそれがカッコイイなどともてはやされますが、彼の場合は違っていて、ロックも家族も同じなのだ、という考え(哲学)でした。

 「まな板を叩くとんとんとんっていう音もロックだし、台所の後ろでギターを弾くことだってできる」その言葉がぼくには印象的でしたし、三人の娘さんたちも、お弁当にとっても大きなおにぎりが入っていて、面白いし、今でも幸せと感じる、というようなことを言っていて、本当に(色々あったかもしれないけど)仲良しのいい家族だなと感じました。つまりロックをやっていながら、素敵な家族を作っていたことに素敵だと印象を持ったことが一つ。そしてもう一つは、好きなことを見つけ、それにずっと打ち込めていたことからくる優しさを彼は持っていたんだなと尊敬しました。

 つまりそれはどういうことかと言いますと、好きなこと(もちろんロック)をやれていることによって、その他のことを寛大に見ることできていること、誰でも受け入れ、褒め、許し、背中を押してあげることができるような大きな心を持っていたんだ、ということです。

 劇中に甲本ヒロトさんが出てきます。


 「俺が中学生くらいの時に岡山にシーナ&ロケッツがきたんよ。だけど、遅い時間のライブには行っちゃいかんと思って。その時ラジオを聞いていたらたまたまゲスト出るのがわかって、しかも近くの局で収録って言うんで、観に行ったら、ちょうど局に入る鮎川さんが来て、話しかけてくれて『ライブ行きたいけど行けんのよ。だから見にきた』って伝えたら、じゃついておいでってスタジオまで呼んでくれて、それから一時間半見知らぬ少年とずっとロックの話をしてくれたんよ。すげーなって思った。そして俺もいつかバンド組んでライブとかできるかなって言ったら、「なれるよ。ぜったい」って言ってくれたんだ」

 

と言っていました。彼はそのようなことを多くの人にしていました。多くの人にしているということは、その行為が自然なものだったからではないでしょうか。作ってやっていたわけではないのです。


 好きなもの見つけ、好きなものを愛し愛される。

 そうしてたくさんの人に幸せを運ぶことができ、

 寛大さを持てる。


 とても素晴らしい映画でした。

 チトセピアホールはいつでも本当に素晴らしいイベントを企画し運営してくれています。

 住吉の誇りです。出口さんいつもありがとうございます。

 打ち合わせに伺いたいと思います(長らく行かずすみません)。

 

 さて、年末ですね。

 ぼくたち家族はまぁまぁ話をするのですが、やっぱり何より一つマニアと呼ばれるようなものを見つけて欲しいなといつも思っています。

 ぼくが幼い頃から寝る直前まで小説の虫になり作文がだいすきだったように、はるかが幼い頃から食べ物の本を読み研究していたように、何か一つだけでも見つかればいいなぁと祈るような気持ちでそう思っています。

 ちなみにこの娘は、踊ることが大好きです。すでにバレエをやり、まぁまぁ続けているので、もしかすると我が家では第一号かもしれません。息子もバスケ好きだからそうかなぁ。

 それとも二人とももっと大好きなものと出会うのかなぁ。

 末っ子は目下Youtubeとバスケが大好きです。

 年末年始たくさん家族の時間が取れるかもしれませんね。

 うちでも色々とまた話してみたいと思います。





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