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全感覚祭19 ぼくら

Ryo Yamaguchi

触れる、見る、訊く、食べる。

感覚によって持たされるもの、鈍感になってやしないか。

色、風、水。

目の前を通り過ぎるものを、見逃し過ぎてやしないか。

美醜、善悪、価値。

自分だけの物差しで計測していないか。

ぼくらの細胞をちゃんと震わせているのか。

おいしい水を飲んでいるのか。

目と耳、手と脳は、なにに触れて、なにと話しているのか。

変革元年。令和元年、万和(ばんな)の方が好きだった。

喜びってなんだろう。

あなたはどう生きる?

質問ばかりですみません。

でも、こうしているあいだも、

潮は満ちて引き、月は欠けて満ち、

時間は巡っている。

そんな当たり前の事実

ついついっていうのから離れたい。

忘れかけていることを、もう一度見つめ直そう

泉町にはそういうものが転がっている

こんなことが心を反復する全感覚祭でした。

一つのことに向かう人の姿は美しい。

形違えど、同じ心で、この場所で、やっていきたいです。

もっと心に届くものを生んで、届けて行こうと思います。


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