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  • Ryo Yamaguchi

カフェ dico.appartmentにて @長崎






20数年前、今もそうなのかもしれないけれど、

空前のカフェブームだった気がする。

大きいお店もあったし、いろんなお店があった。

それぞれの店主のこだわりがあって、

肌があうお店は本当にオシャレに改築した自宅にいるような気持ちにさせてくれ




おしゃべりに花が咲いた。

そしてちょっとだけおしゃれすぎて緊張もした。


フードもいろいろだった。

にわかもまぁまぁ存在した気がするが、

にわかでもいい、だけど丁寧に仕事をしているのがわかる作り方をしているお店が好きだった。

サンドイッチの角がスパッと尖っているとか、

丁寧な抽出のコーヒー、こだわりの豆、お湯の温度への気配り、

デザートだってソースの一つでも手作りだったりアイデアが光れば幸せに思った。

注文することはないけどベトナムコーヒーがメニューにあると安心した。


そしてこの20数年の中でいろんな流れがあり、

個人店のカフェは相当な数姿を消したと感じる。

大きな流れとして気付きづらいが、明るい場所とたくさんの人の人生がそれぞれの場所であったことを思えば、ずいぶんと虚しい思いになる。


でも、それでもまだまだ自分なりの形を保ち

お店をやっている人たちもいる。ありがたいとさえ思う。

無くなって寂しい店もたくさんあったけれど、

残っているお店は、丁寧な仕事をするお店が多い。

本や雑貨といったカフェを構成する大事な要素も

一つ一つに余念がなかったり、ユーモアが光っていたりする。

ゴダールの本の横に、コンビニで買えるドラえもんの漫画あったりする。

海外の絵本をカフェだからこそ手にとってみるし

エッフェル塔の模型や太陽の塔のレプリカに時代や他人の人生を妄想したりもする。

映画のような切なくも豊かな人生をだ。


今では超がつくほどの支店数を持つコーヒーショップが街を染めている。

中学生になった息子もそういうスポットに興味を持ち始めた。

一緒にゆるいソファーに座っているだけで、まぁまぁ幸せだ。

会話はあんまりないけどね。

そしてその息子を夫婦お気に入りの個人カフェ(という言い方が正しいかわからない)

に連れていった。

彼はレモンスカッシュとベーコンエッグサンドとバナナジュースを頼んだ。

待っている間、本棚から漫画を取り出して読んでいた。

僕らが頼んだサンドイッチと種類を交換して食べて、

それぞれの味を楽しんだ。

育ち盛りの息子たちは量が少し足りなかったか、

デザートにマシュマロトーストをほうばっていた。

たくさんバラバラと注文してしまって、

お店のオペレーション的にはご迷惑をかけたが、

気さくな店主さんは笑顔で対応してくれたし、

仕事はめちゃくちゃ丁寧だった。


息子は美味しい美味しいを連発して

終始嬉しそうだった。

今度お友達と行ったらいいよ、と言ってみたけど、

行くだろうか。


ちょっと変わったクリスマスを過ごした。

でも結構忘れなさそうでもある。


*写真はトマトとモッツァレラのサンドイッチ

どこを食べてもフィリングが綺麗に並んでいてうまい。


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